コラム
4月9日は「子宮頸がんを予防する日」
本日4月9日は「子宮頸がんを予防する日」です。
子宮頸がんは、医療の進歩により、
●HPVワクチン
と
●子宮頸がん検診
によって、かからずにすむ病気となっています。
実際、オーストラリアでは、2028年には子宮頸がんが撲滅されると予測されています。
ですが、日本では、HPVワクチンの接種率も子宮頸がん検診の受診率も高くないため、
毎年約1万人の方が子宮頸がんと診断されて、毎年約3000人の方が子宮頸がんのためにお亡くなりになられています。
子宮頸がんは、女性ならどなたでも罹る可能性がある病気です。
だからこそ、どなたも、HPVワクチンと子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。
子宮頸がん検診を受けるには?
20歳をすぎると、各自治体から、子宮頸がん検診の案内がきます。
Inaba Clinicでは、渋谷区の子宮頸がん検診を無料で受けることができます。
対象の方は、4月上旬より順次案内が郵送されています。
渋谷区の子宮頸がん検診のご予約もオンライン予約よりお取り頂けます。
また、会社の検診で受けることができる方は、もちろんそれでも大丈夫です。
「子宮頸がん検診」は、自治体の検診も、会社の検診も、人間ドックも、行う検査は同じです。
異常がなければほんの1-2分でおわります。
検査方法にもよりますが、2年毎の検診が推奨されています。
そういえばここ何年も子宮頸がん検診受けてないな…という方は、今年こそは子宮頸がん検診を受けましょう。
HPVワクチンを受けるには?
HPVワクチンは、小学6年生~高校1年生の女子 を対象とした定期予防接種で、対象年齢の方は無料で受けることができます。
15歳未満で1回目を接種すると、2回で接種完了となります。
15歳以上の場合は3回接種が推奨されています。
接種完了までに約半年かかりますので、特に高校1年生の方は、はやめに1回目を接種しましょう。
また、高校2年生以上で、2025年3月までに1回以上接種された方は、残りの回数を今年度中は無料で接種できます。
まだ3回接種完了していない、という方は、忘れないうちにおはやめにご予約下さい。
Inaba Clinicでは、東京23区すべての接種券が無料で利用できます。
前回と違う医療機関での接種でも大丈夫です。
4月9日「子宮頸がんを予防する日」に、今一度、自分と家族の、HPVワクチンと子宮頸がん検診の確認をしてみましょう。
Inaba Clinic 院長・産婦人科専門医
稲葉可奈子
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