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子宮頸がん検診で「要精査」になったら?

みなさんこんにちは、Inaba Clinic 院長の稲葉可奈子です。

みなさん子宮頸がん検診は定期的に受けてらっしゃいますか?

子宮頸がんは、HPVワクチン(小6~高1、2024年度までは1997年度生まれまで) と 20歳からの子宮頸がん検診 で防ぐことができますので、

20歳以上の方で、

「そういえば子宮頸がん検診受けたことない…」

「そういえばここ何年も子宮頸がん検診受けてないわ…」

という方は、ぜひそろそろ子宮頸がん検診を受けて頂きたいと思いますが、

子宮頸がん検診を受けて、いざ「要精査」とひっかかった時にどうしたらよいか、をお伝え致します。

病院で子宮頸がん検診を受けた方は、病院で詳しい説明と方針をうかがえると思いますので、

今回は主に、人間ドックや会社の検診でひっかかり特に説明を受ける機会がない方を想定してお話します。

あわてず、でもはやめに受診を

がん検診でひっかかると「どうしよう…」と焦ってしまうと思いますが、

まずははやめに精密検査を受けることが大事です。

前がん病変であれば、その後ちゃんと経過観察をすればがんになることを防げますし、

万が一すでに子宮頸がんに進行しているとしたら、早くに治療する方が体への負担も少なくすみますので、

いったんはやめに受診されることをおすすめします。

病院やクリニックでがん検診を受けた場合は、結果説明の際に詳しい説明を受け、そのまま精密検査を行う、もしくは紹介されると思いますが、人間ドックなど健診センターでがん検診を受けた場合は、結果を紹介状だけが送られてくることが多いかと思います。

結果に驚いてすぐ受診できない方もおられますが、まずは一度はやめに受診しましょう。

「コルポスコピー」ができる医療機関を受診

子宮頸がん検診でひっかかった際の精密検査では、「コルポスコピー」(通称「コルポ」)による検査が必要となることが多く(結果により必ずではないですが、多くの場合)、

クリニックの場合はコルポを行っていないところもあります。

ですので、コルポを行っていないクリニックを受診すると、そこからさらに別のコルポを行っている医療機関へ紹介されることになり、患者さんとしては二度手間になってしまいます。

子宮頸がん検診で「要精査」となった場合の受診は、「コルポスコピー」を行っている医療機関を受診するようにしましょう。

当院はコルポスコピー検査も行っており、時間帯の制限もございません。

診療時間内であればどの時間帯にコルポ目的でご受診されても対応可能です。

渋谷駅直結ですので、お仕事の合間に受診などされる方も多く、ぜひ通いやすい時間帯でご受診頂ければと思います。

コルポスコピー検査がどのような検査かについては次の記事で詳しくご説明いたします。

Inaba Clinic 院長・産婦人科専門医

稲葉可奈子

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