コラム
受験生の生理痛やPMSの対策は?
夏真っ盛り、受験生のみなさまは夏期講習に勤しんでいることと思います。
毎年、受験直前になると、「生理を受験日からずらすには…」という話題がでますが、そもそも受験勉強中も生理痛やPMSがあるとつらいですよね。
生理痛やPMSで毎月しんどくなる方は、受験当日だけでなく、受験勉強にも影響があります。
症状が重い場合は、受験本番に生理の時期をずらすだけでなく、今のうちから日常的に楽に過ごせる治療をするのもおすすめです。
治療方法には、鎮痛剤、低用量ピル、プロゲステロン製剤、漢方薬などがあり、症状やご希望をうかがい、個々に治療方針を相談します。いずれも保険診療で受けることができます。自治体によっては、医療証があれば自己負担がない or 少ない場合もあります。
低用量ピルには「フレックスタイプ」という飲み方があり、最長120日間生理を抑えることが可能です。これにより、生理の回数自体も減らすことができます。
夏休みのうちに受診しておくと、受験勉強の期間もパフォーマンスを落とさず毎日元気に過ごすことができます。
受験生で生理痛やPMSがしんどい方、
今年はまだ受験ではないけど毎月しんどくてこれまで我慢していたという方も、
ぜひいつもよりは少し時間に余裕のある夏休みのうちに受診なさってください。
受験生の生理痛/PMS対策についてはニュースレターでさらに詳しく説明しておりますので、よろしければこちらもご購読下さい。
Inaba Clinic 院長・産婦人科専門医
稲葉可奈子
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