コラム

生理の量はなかなか他人と比べることがない、というか、他人と比べるのは難しいもの。

実は意外と個人差があり、中には、

日中でも夜用ナプキンでないとすぐ漏れてしまう方や、

血のかたまりがでる方、

出血が多くて外出がままならない方などもいらっしゃいます。

生理の量が多すぎる「過多月経」という状態なのですが、他人と比べることがないため、「みんなこんなもんなのかな…」と思って、特に受診することなく我慢されていることがすごく多いのです。

ですが、知らないうちにすごい貧血になっていることもあったり、

なにより出血量が多すぎることで日常生活や学校、仕事にも影響がでるのは大変です。

でも大丈夫、過多月経は治療できます。

子宮筋腫や子宮内膜ポリープなど原因があることもあれば、特にこれといった原因はない場合もありますが、いずれにしても治療により生理の量を減らすことができます。

生理の量を減らす、というと、なにか不自然な、体に負担がかかることでは…と心配されることがありますが、むしろ、出血量が多すぎる方が体に負担がかかっているので、生理をコントロールすることはなにも問題ではありませんし、貧血も改善して体はとても楽になります。

ただ、「生理の量のことなんかで受診してよいのかな…」と思われていることも多いので、受診してよいのですよ…！ということが伝わりやすいようにInaba Clinicでは「過多月経外来」を設けました。

受診の予約　→　初診　→　過多月経外来　でご予約下さい。

小学生や中学生でも実は量が多くて困っている方もいます。「過多月経外来」は年齢に関係なくご受診して頂けます。

受診するタイミングはいつでも大丈夫。生理中でなくても大丈夫です。

生理の量が多いのは、我慢するしかないわけではありません。ひとりで我慢せずに、ぜひご受診下さい☺

Inaba Clinic 院長

稲葉可奈子