コラム

小学生・中学生・高校生・大学生が受診したらなにをするの?

みなさんこんにちは、Inaba Clinic 院長の稲葉可奈子です。

小学生でも中学生でも、生理痛やPMSは治療できますよ、

受験生は直前でなく今のうちの受診の方がよいですよ、

と日々お伝えしているためか、

当院は10代の方がとてもご受診下さっています。

生理痛やPMSは、何歳でも治療できますし、

治療法は低用量ピルももちろんよい選択肢ですが、低用量ピルだけではなく、症状などに応じて相談していきます。

30代になってようやく生理痛の相談で受診されて、治療してとても楽になると、みなさん、

「もっとはやく受診すればよかった…!わたしの20年を返してほしい…!!」

と仰るので、ほんまに、生理痛やPMSで学校や仕事を休むハメになったりしんどいのにがんばるなんて大変なので、女性のみなさんを心から応援する産婦人科医としては、学生でも遠慮なく受診して頂きたいのです。

でも「産婦人科ってなんかこわい」「どんな検査されるかわからないし…」と婦人科受診をためらっている方もいると思います。

そこで、学生が受診したらどのような検査などをするか、お伝えしますね。

学生が受診したらなにをするの?

①まず問診

どのような症状が、どの程度、いつ頃からあるか、をお聞きします。

②必要があればエコー

問診の内容から、子宮や卵巣をエコー(超音波検査)でみる必要がある場合は、お腹からエコーで診察します。

婦人科のエコーは内診台で行うのが一般的ですが、まだ性交渉の経験のない学生さんの場合は、お腹からのエコーをまず行います。

妊娠したかも、おりものがなんか変、など、内診台での検査が必要な場合ももちろんありますが、生理痛や生理の量が多すぎる、PMSなどでのご相談であれば内診を行うことはほとんどありません。

もし内診が必要な時はちゃんとご説明、ご相談します。

③血液検査

血液検査を行う必要がある場合は、血液検査をします。

④治療のご相談

生理に伴う症状やPMSの治療は、低用量ピルだけではありません。

プロゲステロン製剤などほかにも治療法があるため、症状やご本人のご希望に合わせてご相談します。

おおむねこのような流れで診察をします。

産婦人科はまったくこわいところではないですし、受診したら必ず内診があるわけではないです。学生さんの生理やPMSの相談であれば内診は必要ないことがほとんどです。

ですので、マイナンバーカード(保険証)と医療証をちゃんと持ってきて頂ければ、保護者の方がご一緒でなくても、ご本人だけでご受診されても大丈夫です。

実は毎月しんどい、生理が不順で困っている、などありましたらぜひ少し時間のある夏休みのうちにご受診下さい☺

Inaba Clinic 院長

稲葉可奈子

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